株式会社TSIホールディングス、オーガニック繊維の国際認証「CCSブランド認証」取得に関するお知らせ（2025年版）

2025年、株式会社TSIホールディングス（本社：東京都港区赤坂、代表取締役社長 CEO：下地毅）は、アメリカの非営利・非政府の会員組織であるテキスタイル・エクスチェンジが制定するOCS認証（Organic Content Standard）における「CCSブランド認証」を取得しました。これは、日本の大手アパレル企業による製品化第1号（※1）となります。

サステナブルなファッションへの取り組み
「ナノ・ユニバース」における最初の認証製品
今後の展開
一般財団法人ケケン試験認証センターについて
株式会社TSIホールディングスについて
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サステナブルなファッションへの取り組み

アパレル産業は、国連貿易開発会議（UNCTAD）のデータによると、石油産業に次いで世界で第2位の環境汚染産業（※2）とされています。コットンの栽培過程における森林伐採、土壌汚染、水質汚染、渇水、生態系破壊といった問題が深刻化しています。

株式会社TSIホールディングスは、「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す。」というパーパスを掲げ、環境負荷や気候変動への影響を低減するための取り組みを推進しています。その一環として、オーガニックコットンの使用を推進してきました。

しかし、オーガニックコットンの基準が複数存在すること、原材料から製品に至るサプライチェーン全体で認証を取得する必要性、そしてその困難さから、オーガニックコットン製品の拡大には課題がありました。

これらの課題を解決するため、株式会社TSIは、環境に配慮した繊維素材の普及促進を目指し、国際NGOテキスタイル・エクスチェンジ（※3）が定めるOCS認証における「CCSブランド認証」を取得しました。一般財団法人ケケン試験認証センターによる審査を経て、認証取得に至りました。

※１：売上高規模1,000億円以上のアパレル企業 ※２：国連広報センターホームページ（国連、ファッションの流行を追うことの環境コストを「見える化」する活動を開始より） ※３：テキスタイル・エクスチェンジは、アメリカの非営利・非政府の会員組織であり、サステナブルな繊維産業を目指して国際認証を制定しています。テキスタイル・エクスチェンジ認証規格は「コンテントクレイムスタンダード（CCS）」が基本規格となり、RCS、RWS、GRS、OCS、RDSなどで構成され、素材に関する認証制度を策定しています。

「ナノ・ユニバース」における最初の認証製品

株式会社TSIの代表ブランドの一つである「ナノ・ユニバース」は、OCS認証を取得したオーガニックコットンを使用したシャツを最初の認証製品として企画・製作しています。「長きにわたって愛着いただけること」をコンセプトに、原材料の生産過程における環境負荷を低減しました。ジェンダーレスに着用できるオーセンティックなデザインは、様々なコーディネートに合わせることが可能です。このOCS認証取得シャツが、「ナノ・ユニバース」を代表する定番シャツとなることが期待されています。

販売時期：2026年春頃予定販売価格：未定