- 2025年 キャンディ購入動向に関する調査結果:スーパーが依然として主流、ドラッグストアの利用増加とコンビニの減少傾向
マイボイスコム株式会社が2025年5月1日~7日に行ったインターネット調査「キャンディに関する調査」の結果をご紹介します。本調査は、キャンディの摂取頻度、購入場所、重視点などを明らかにすることを目的として、MyVoiceのアンケートモニター11,852名を対象に実施されました。
キャンディの消費状況
調査によると、キャンディを食べる人は全体の5割を占め、特に女性70代では6割強に達しています。週に1回以上キャンディを食べる人は3割強という結果でした。
キャンディを食べる場面
キャンディを食べる場面について複数回答を募ったところ、「咳やのどの炎症をおさえたいとき」が47.8%と最も高く、次いで「仕事・勉強・家事をしているとき」(29.9%)、「くつろぎながら」(29.4%)となりました。年代別に見ると、「咳やのどの炎症をおさえたいとき」は高年代層で、「おやつ、お茶うけ」「食後」は若年層で、「小腹がすいたとき」は女性30~50代で高い割合を示しました。
キャンディ購入時の重視点
キャンディを購入する際の重視点(複数回答)は、「味」が79.9%と圧倒的に高く、「価格」が44.2%、「容量、サイズ」が39.4%と続きました。「容量、サイズ」と「効能・効果」は過去調査と比べて増加傾向にあることが判明しました。
キャンディの購入場所
キャンディの購入場所(複数回答)では、「スーパー」が購入者の79.8%と最も多く、続いて「ドラッグストア」と「コンビニエンスストア」がそれぞれ30%台でした。過去調査との比較では、「ドラッグストア」の利用増加傾向が確認されました。一方、「コンビニエンスストア」は減少傾向にあるものの、男性10~40代や女性10・20代では40%台と高い割合を示しています。
物価上昇の影響
最近の物価上昇がキャンディの購入方法に変化を与えたと回答した人は2割強でした。特に女性10・20代でその割合が高くなっています。「特に変化はなく、今まで買っていた銘柄と同じキャンディを買うことが多い」と回答した人は35.6%で、高年代層で高い傾向が見られました。
好きなキャンディの味
好きなキャンディの味(複数回答)では、「のど飴」がキャンディを食べる人の55.7%、「フルーツ味」が49.5%、「ミルク味」が36.9%と人気でした。「フルーツ味」は若年層、「コーラ味」は男性若年層で高い割合を示しました。「ハーブキャンディ」「のど飴」「黒飴」は若年層で低く、高年代層で高い傾向が見られ、「黒飴」は特に女性70代で高い割合を示しました。
効能・効果のあるキャンディへの意向
キャンディに求める効能・効果(複数回答)では、「のどの痛み、イガイガを抑える」が63.3%と最も多く、「リラックス効果」が25.9%、「虫歯予防、キシリトール配合など」が20.6%と続きました。「美容によい」は女性30~40代、「のどの痛み、イガイガを抑える」は高年代層、「空腹感をおさえる」は若年層で高い割合を示しました。
回答者のコメント
調査では、市販キャンディへの不満点についても回答を収集しました。主な不満点として、夏場の溶けやすさ、賞味期限の不明瞭さ、魅力的な機能性表示食品があっても添加物の多さによる購入意欲減退、袋キャンディのお試しサイズの不足などが挙げられています。
まとめ
2025年時点でのキャンディ購入動向は、スーパーが依然として主要な購入場所である一方、ドラッグストアの利用が増加し、コンビニの利用は減少傾向にあることが示されました。消費者の嗜好や重視点は年代によって異なり、物価上昇も購入行動に影響を与えていることが明らかになりました。 今後、キャンディメーカーは、消費者のニーズを的確に捉え、商品開発や販売戦略に反映していくことが重要となるでしょう。 今回の調査結果が、キャンディ業界の今後の動向を考える上で参考となることを期待します。



コメント