2025年:生活者の4人に1人が身体を洗う際に固形石けんを使用
シャボン玉石けん株式会社による2025年5月13日~20日実施のアンケート調査(WEB調査、20~60歳男女457名対象)によると、身体を洗う際に固形石けんを使用している人は4人に1人(25%)にのぼることが明らかになりました。
コスパ、洗浄力、環境への配慮が固形石けん人気の理由
調査では、固形石けんを選択する理由として、「コストパフォーマンスの良さ」、「洗浄力の高さ」、「すすぎやすさ」、「環境へのやさしさ」などが挙げられました。一方、液体石けんを使用している人からは、「価格の高さ」や、成分や容器のプラスチック使用量による「環境への悪影響」への懸念が指摘されています。
固形石けんは、液体石けんに比べて洗浄力が高いと認識されています。しかし、天然の界面活性剤を使用しているため、肌のバリア機能を破壊することなく洗浄でき、肌のつっぱり感を軽減する点が評価されています。 シンプルな生活を重視する層を中心に、見直されている傾向も示唆されています。
さらに、固形石けんは包装が簡素(紙箱や少量のフィルム)であること、排水後、短期間で水と二酸化炭素に分解されること、そして石けんカスが微生物の栄養源となり生態系に貢献することから、環境への配慮という観点からも注目を集めています。
シャボン玉石けんの50周年と「シャボン玉浴用」
シャボン玉石けん株式会社は、無添加固形石けんの製造・販売開始50周年を迎えました。主力商品である「シャボン玉浴用」も販売開始50周年を迎え、この調査は、固形石けんの魅力を改めて生活者に伝えることを目的として実施されました。
「シャボン玉浴用」は、1975年に発売された無添加固形石けんです。純石けん分99%で皮脂汚れに強く、釜炊き製法による天然の保湿成分を含んでいるため、洗い上がりがしっとりとした使用感です。環境にも優しく、敏感肌の方や子供から大人まで幅広く使用できることから、現在も同社の定番人気商品となっています。
調査結果サマリー
- 身体を洗う際の洗浄剤の種類:固形石けん(25%)、液体タイプ(47%)、泡タイプ(15%)
- 固形石けん使用理由:1位「汚れがよく落ちる」、2位「コストパフォーマンスの良さ」、3位「すすぎやすさ」、その他「手間がかからない」、「環境へのやさしさ」
- 液体・泡タイプ不使用理由:1位「価格の高さ」
- 液体石けん使用者のデメリット:場所をとる、価格が高い
- 液体石けん使用者による固形石けん不使用理由:1位「石けんを置く場所がぬるぬるする」、2位「手間がかかる(時間がかかる・使い方が難しい)」、3位「溶けやすい」
シャボン玉石けんの歩み
シャボン玉石けんは1974年に合成洗剤の販売を中止し、無添加石けんの製造・販売に転換しました。売上は大幅に減少、従業員数も激減するなど、厳しい時期もありましたが、無添加石けんへのこだわりを貫き、現在に至っています。
会社概要(簡潔版)
シャボン玉石けん株式会社は、福岡県北九州市に本社を置く、無添加石けんの製造・販売を行う企業です。
(Q1~Q6に関する詳細な回答データは、本調査レポートに記載されています。)
まとめ
2025年の調査において、生活者の4人に1人が身体を洗う際に固形石けんを使用していることが明らかになりました。コストパフォーマンス、洗浄力、そして環境への配慮といった点が、固形石けん人気の背景にあると考えられます。シャボン玉石けん株式会社は、50周年を迎えた「シャボン玉浴用」をはじめとする無添加石けんを通して、今後も人にも環境にも優しい製品を提供し続ける姿勢を示しています。



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