2025年バリラックス「登山×老眼」トークイベント大盛況！登山業界初！？の視点でアウトドアにおける目の悩みに迫る

株式会社ニコン・エシロールが展開する遠近両用レンズブランド「バリラックス」は、2025年6月3日、「登山×老眼：50代からの核心部、“眼”にあり！？」と題したトークイベントを開催しました。イベントの様子は後日、YouTubeチャンネルで公開予定です。

本イベントは、山岳・アウトドアライターの高橋庄太郎さん、ハイカーズデポ店主の土屋智哉さん、低山トラベラー／山旅文筆家の大内征さんという、1970年代生まれのアウトドア界で活躍する3名をトークゲストに迎え、イラストレーターの鈴木みきさんを司会に迎え開催されました。応募者数は定員の倍以上と、予想を上回る反響を呼びました。

メガネ遍歴は三者三様、共通の悩みは「老眼」
登山における目の悩みと解決策
バリラックス：パーソナライゼーションによる快適な視界
安全で快適な登山のための眼の装備
ゲスト使用製品
まとめ

メガネ遍歴は三者三様、共通の悩みは「老眼」

イベントは、ゲスト3名による近況山行レポートからスタート。九州や東北などの山行の様子が紹介されました。その後、3名の「メガネ歴」が紹介されました。小学3年生からメガネをかけ続けている土屋さん、山ではコンタクトやサングラスを併用し、原稿執筆時にはメガネを使用する高橋さん、コンタクトレンズを使用していたが最近老眼が進み、自宅ではバリラックスを100%使用しているという大内さん。それぞれ異なるメガネ遍歴を持つ3名ですが、共通の悩みは「老眼」でした。

登山における目の悩みと解決策

事前に参加者から集められたアンケートでは、「山での眼の悩み」として「スマホの文字や地図が見えない」という声が圧倒的に多かったことが報告されました。ゲストからは、「食品の表示が見づらく、拡大写真が増えた」といったエピソードが紹介され、会場は笑いと共感に包まれました。「メガネ、サングラス、老眼鏡の携帯の不便さ」という登山者特有の課題に対しては、「遠近両用レンズ×調光レンズ」の組み合わせが一つの解決策として提示されました。

ゲスト3名全員が「バリラックス×トランジションズ（調光レンズ）」の組み合わせを使用しており、土屋さんは「メガネの着脱の手間が省けて便利」と感想を述べました。高橋さんと土屋さんは、「滑落によるメガネの破損は危険で、視力の喪失は命に関わる」と強調し、スペアメガネをファーストエイドキットに常備していることを明かしました。軽量化が重視される山行においても「省いてはいけない装備」と位置付けている点に、参加者らは深く納得していました。

土屋さんは、山行前に必ずメガネのネジの緩みチェックを行い、必要に応じて締め直すというルーティンを紹介しました。「レンズが外れるリスクを事前に防ぐ」というその徹底した準備姿勢に、参加者からは感嘆の声が上がりました。

バリラックス：パーソナライゼーションによる快適な視界

トークは、3名も使用しているバリラックスへと移りました。高橋さんは、「コンタクトレンズでは、撮影後に写真のピントが合っていないことに気づくことがあるが、バリラックスではそのような心配がない」と述べました。会場の半分以上が遠近両用レンズを使用していると回答し、バリラックスの大きな特徴であるパーソナライゼーションへの関心の高さがうかがえました。

バリラックスは、眼球の大きさ、眼の位置、近くを見る際の癖などを考慮し、一人ひとりに最適な見え心地を提供するレンズです。イベントでは、3名の近くを見るときの姿勢や眼の使い方の比較写真なども交えながら、その測定方法やパーソナライゼーションの説明が行われました。

土屋さんは、当初遠近両用レンズに「足元が浮いて見える」という不安を持っていましたが、老眼度数を弱めて作成した最初のレンズでは手元が見えづらく、本来の度数で作り直したレンズでは足元の違和感もなく快適に使用できるようになったと報告しました。大内さんは、バリラックス使用前のメガネ・サングラス・老眼鏡の使い分けと比較し、「視界がまるで別物。パキッと見えた」と、レンズの質による見え方の違いを強調しました。