2025年大阪・関西万博:運営スタッフの熱中症対策に「ポカリスエット アイススラリー」が貢献
2025年6月、大塚製薬株式会社は、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)の運営スタッフ向け熱中症対策として、「ポカリスエット アイススラリー」の活用を開始したと発表しました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催されている大阪・関西万博では、本格的な夏の到来とともに、来場者だけでなく、運営スタッフへの暑さ対策が重要な課題となっています。
近年、身体を効率的に冷却できるアイススラリーが、熱中症対策の新たな選択肢として注目を集めています。大塚製薬は、「深部体温」に着目し、身体の芯から冷やす製品として「ポカリスエット アイススラリー」を2018年から展開しています。暑熱環境下で働く方を中心に活用されているこの製品について、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下「万博協会」)と協議を重ねた結果、大阪・関西万博における運営スタッフの熱中症対策への活用が決定しました。
万博会場内では「ポカリスエット」などの飲料による水分・電解質補給が可能です。それに加え、「ポカリスエット アイススラリー」による科学的根拠に基づいた新たな熱中症対策を実施することで、運営スタッフの健康維持と安心・安全な万博運営を支援する体制が整いました。
万博協会総務局の岩垂航介係長(第一種衛生管理者)は、この協賛に対して感謝の意を表し、「夏季の大阪・関西万博運営には、当協会職員を含む運営スタッフに対する暑熱対策が不可欠です。今回のご協賛を活用し、安心・安全な万博運営に努めてまいります」とコメントしています。
「ポカリスエット アイススラリー」とは?
「ポカリスエット アイススラリー」は、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料です。流動性が高いため、通常の氷よりも身体の内部を効率的に冷やす効果が期待されています。大塚製薬は、常温保存可能な液体を「凍らせてスラリー状にする」独自の技術を開発しました。必要な時に凍らせてスラリー状態のまま摂取できる、画期的な飲料として2018年に発売され、暑熱環境下で活動する方への熱中症対策の新たな選択肢として提案されています。
大塚製薬の熱中症対策への取り組み
大塚製薬は、発汗により失われた水分・電解質を速やかに補給できるイオン飲料「ポカリスエット」を開発・展開しており、30年以上にわたり、スポーツ時や学校、暑熱環境下の職場など、様々な場面における熱中症対策の啓発活動を行っています。
また、47都道府県をはじめとする全国800以上の自治体、環境省などの行政機関、企業や学校等の関係団体と協業・連携しながら、熱中症対策を推進しています。
大阪・関西万博の概要と大塚製薬の関与
大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日(日)~10月13日(月)の184日間、大阪・夢洲で開催されています。
大塚製薬は、この万博において、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」(テーマ事業「いのちを響き合わせる」)に協賛しています。「未来の健康のつくり方」の新たな提案として、生命エネルギーをコンセプトとした大阪・関西万博限定のプロダクト「Wellness Energy」をパビリオン来場者に提供しています。「Better Co-Being」は、「いのちを響き合わせる」をテーマに、慶應義塾大学教授の宮田裕章氏がテーマ事業プロデューサーを務めています。
まとめ
2025年大阪・関西万博では、運営スタッフの熱中症対策として「ポカリスエット アイススラリー」が活用されています。これは、大塚製薬の熱中症対策への長年の取り組みと、万博協会との連携による成果です。この取り組みは、万博の安全で円滑な運営に貢献すると期待されています。大塚製薬は、今後も企業理念である「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」のもと、人々の健康維持・増進に貢献していく姿勢を示しています。 大塚製薬は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を通じて、人々のウェルビーイングの実現に取り組むトータルヘルスケアカンパニーです。