2025年、粧美堂と売れるネット広告社グループ、TikTok Shop本格参入に向け協業開始
2025年6月、化粧品等の企画・製造・販売を行う粧美堂株式会社(東証スタンダード市場:7819)と、TikTokを活用したコマース支援を提供する株式会社売れる越境EC社(売れるネット広告社グループ株式会社の連結子会社、東証グロース市場:9235)は、TikTok Shop本格参入に向けた協業施策を開始しました。
この協業は、2025年6月に日本国内で本格ローンチ予定のTikTok Shopへの対応と、動画を起点としたSNSコマース領域での競争力強化が目的です。TikTok Shopは、「視聴・検討・購入」をアプリ内で完結できる革新的なショッピング体験を提供するプラットフォームとして、グローバル市場で急成長を遂げています。2024年には世界での流通取引額が約326億ドル(約5兆1,000億円)に達したと報告されています。
SNS経由のオンラインショッピング市場は、今後も成長が見込まれ、2030年には世界市場規模が8兆ドル(約1,200兆円)を超えるとの予測もあります。特に若年層を中心に、動画視聴から購買へシームレスに移行する行動様式が定着しており、TikTok Shopは新たな購買導線として注目を集めています。
売れる越境EC社は、中国版TikTok(Douyin)でのライブコマース運用実績が豊富で、アカウント構築から動画制作、広告運用、ライブ配信まで一貫した支援を提供できます。粧美堂は、同社のノウハウを活用することで、Z世代・ミレニアル世代への商品訴求力を高め、SNS起点の新規顧客層の開拓とグローバル展開の足掛かりを築くことを目指します。
両社は今後、TikTok Shop内での商品展開や販促施策の共同検討を進め、中長期的には中国・アジア圏への越境ECチャネル拡大も視野に入れた協業を推進します。
株式会社売れる越境EC社について
- 本社所在地: 東京都港区台場二丁目3番1号トレードピアお台場20階(売れるネット広告社内)
- 代表取締役社長: 髙橋 宗太
- 事業内容: 越境EC事業、越境EC支援事業、Amazonコンサル/運用代行、TikTok Shopコンサル/運用代行、営業DX/営業コンサル、BtoBマーケ/SNSマーケ/その他コンサルティング、制作・ディレクション事業
- 設立: 2024年2月
- HP: https://www.globalec.co.jp/ (※本文ではURLは使用しません)
粧美堂株式会社について
粧美堂株式会社は、「世界中の様々な個人の『心と体の美と健康をサポートする』」ことを使命とし、化粧品、化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨、コンタクトレンズ関連商品などを幅広く扱う総合企画メーカーです。企画・生産から販売までを自社で完結できる体制が強みで、ドラッグストア、ディスカウントストアなど多様な販売チャネルを持っています。2013年からはコンタクトレンズ事業にも参入し、2020年にはビューティードア株式会社を傘下に収め、OEM事業の拡大にも取り組んでいます。
協業のポイント
今回の協業は、急速に拡大するTikTok Shop市場において、粧美堂が持つ商品力と売れる越境EC社の持つTikTok運用ノウハウを融合させることで、大きなシナジー効果を生み出すことを目指しています。特に、若年層への訴求力強化とグローバル展開への加速が期待されます。 TikTok Shopという新たなプラットフォームを活用することで、従来とは異なる顧客層へのアプローチが可能となり、粧美堂の事業拡大に大きく貢献する可能性を秘めています。売れる越境EC社の豊富な経験と実績は、粧美堂のTikTok Shopにおける成功を強力に後押しすると考えられます。 両社の連携による今後の展開が注目されます。
