Mastercard、日本部門社長にユンソク・チャンを再任命

2025年、Mastercardは日本部門社長にユンソク・チャン氏の再任を発表しました。チャン氏は2020年9月から2022年7月まで同職を務めており、今回が再任となります。

日本市場におけるMastercardの戦略的リーダーシップ

チャン氏は、日本におけるMastercardの事業全般を統括します。その役割は、戦略的パートナーシップの推進、ブランド・プレゼンスの強化、そして革新的な決済ソリューションの展開に及びます。 2022年7月までの在任期間中に培った日本のデジタル決済エコシステムに関する深い専門的知見は、今回の再任において極めて重要な基盤となります。

豊富な国際経験と実績

金融サービスおよび決済業界において30年以上の経験を持つチャン氏は、日本、韓国、英国、シンガポール、そしてニューヨークにあるMastercardの地域・グローバル本社において、様々な管理職を歴任してきました。23年前には韓国地区社長としてMastercardに入社し、その後はアジア太平洋地域における重要なビジネス機能を統括する職務を複数担当。グローバル本社で2つの要職を経験した後、再びアジア太平洋地域、そして今回2度目となる日本赴任となりました。直近では、シンガポールを拠点に、アジア太平洋地域における市場開発担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めていました。

Mastercardアジア太平洋地域担当社長アリ・サーカー氏のコメント

Mastercardアジア太平洋地域担当社長のアリ・サーカー氏は、チャン氏の再任について次のようにコメントしています。「日本は、Mastercardにとって最も戦略的に重要な市場のひとつです。市場固有の機会に一層注力する中で、ユンソクの就任は、日本におけるプレゼンスと影響力をさらに深めていくというMastercardの強いコミットメントを示すものです。事業の拡大、イノベーションの推進、そして顧客中心のアプローチにおいて優れた実績を持つ彼のリーダーシップは、Mastercardの次なる成長フェーズを牽引し、この重要な市場における当社の信頼と評価を一層強化するうえで極めて重要な役割を果たすと考えています。」

チャン氏の抱負

チャン氏は、再任にあたり次のように述べています。「再び日本に戻り、このダイナミックな市場において、Mastercardの継続的なイノベーションと、価値あるパートナーシップの構築に貢献できることを大変光栄に思います。以前の日本勤務経験から、洗練された日本の消費者ニーズ、精緻な規制環境、そしてイノベーションを推進するうえで信頼ある日本のパートナーとの協業が重要な不可欠であることを深く理解しています。今後は、献身的に努力する当社の日本社員と一丸となって、カスタマーの企業、規制当局、政府関係者の皆さまと連携し、より包摂的で安全、かつ高度にデジタル化された決済エコシステムの実現に向けて取り組んでまいります。」

チャン氏は東京を拠点とし、Mastercardアジア太平洋地域担当社長のアリ・サーカー氏の直属となります。

組織変更

これまではMastercardの北東アジア地区を統括してきたドンチャン・チョイ氏は、改めて韓国部門の社長に就任します。韓国市場に対する深い知見と強固なパートナーシップを活かし、韓国におけるMastercardのさらなる成長と戦略的展開を牽引します。

また、現在日本地区社長の内山憲氏は、今後の新たな挑戦に向けて、Mastercardを退職します。

Mastercardについて

Mastercardは、世界200以上の国と地域で経済の活性化と人々の生活の利便性向上に貢献しています。安全でシンプル、スマート、そして使いやすい多様なデジタル決済手段を提供することで、お客様と共に、誰もが繁栄できる回復力のある経済の実現を目指しています。テクノロジーとイノベーション、パートナーシップとネットワークを活用して、人々、企業、そして政府が最大限の可能性を発揮できるよう支援する独自のプロダクトとサービスを提供しています。

結論

ユンソク・チャン氏の再任は、Mastercardが日本市場における更なる成長とプレゼンス強化に強い意欲を示すものです。彼の豊富な経験と実績、そして日本市場への深い理解が、今後のMastercardの日本における発展に大きく貢献すると期待されます。 組織変更に伴い、韓国市場への注力も強化される見込みです。