- KITTE大阪「ブラー二ーアイリッシュ パブ&カフェ」、世界的なデザイン賞で快挙!A’デザインアワード受賞に続きWAF決勝進出
2025年、大阪の新たなランドマークとして注目を集めるKITTE大阪。その地下1階にある「ブラー二ーアイリッシュ パブ&カフェ」が、世界的なデザイン賞で輝かしい実績を収めました。2月にはイタリアA’デザインアワードでブロンズ賞を受賞、さらにWorld Architecture Festival(WAF)の空間デザイン部門「INSIDE」でも決勝進出を果たしたのです。
この店舗デザインを手掛けたのは、株式会社KTXアーキラボです。KTXアーキラボ一級建築士事務所(東京都港区 代表:松本哲哉)は、商業建築や空間環境設計を専門とする企業で、空間デザインをビジネスツールとして捉え、クライアントのビジネスを成功に導くための空間設計を追求しています。
昼夜で表情を変える、洗練された空間デザイン
「ブラー二ーアイリッシュ パブ&カフェ」は、既存の夜間営業のバーをベースに、KITTE大阪の飲食店街という立地を活かし、朝からの営業に対応できるカフェとバーの両方の機能を備えたデザインが求められました。
KTXアーキラボは、既存店舗のアイリッシュパブの雰囲気を損なうことなく、昼間のカフェ営業にも違和感なく溶け込む空間を実現しました。その鍵を握るのが、カウンター背面のキャビネットです。180度回転する扉によって、昼と夜で全く異なる表情を見せる、革新的なデザインが採用されています。
昼間は、扉に描かれたチョークアートとコーヒーカップがカフェの穏やかな雰囲気を演出します。一方、夜になると扉を回転させ、お酒のボトルが並ぶ棚が現れ、アイリッシュパブらしい雰囲気に変化します。壁面にはギネスビールやアイリッシュウイスキーのポスター、アイルランドの城、伝統的なアイリッシュ文様などが直接描かれ、空間全体に奥行きと魅力を与えています。
チョークアートで空間を彩る、ペイントアーティスト集団「GRIND PENCIL」
昼間のカフェの雰囲気を醸し出すチョークアート、そしてアイリッシュパブの雰囲気を演出する壁画には、ペイントアーティスト集団「GRIND PENCIL」が参加。駅の高架や券売機、シャッター、スケートランプなど、多様な場所で活動実績を持つ彼らが、生活空間の中で体感できる生のアート作品を制作しました。
国際的な舞台で認められた、デザイナーファリド・ジアニの才能
このプロジェクトの空間デザイナーを務めたのは、KTXアーキラボのファリド・ジアニ氏です。7か国語を話すマルチリンガルで、パリ大学博士課程・コペンハーゲン大学院で建築を学んだ経歴を持つ彼は、KTXアーキラボの主要メンバーとして活躍しています。
彼の独自性の高いデザインは高く評価され、2025年2月にはイタリアA’デザインアワード インテリアスペース&エキシビションデザイン部門でブロンズ賞を受賞。さらに、WAF(World Architecture Festival)の空間デザイン部門「INSIDE」でも決勝進出という快挙を達成しました。
A’デザインアワードとWAFについて
A’デザインアワードは、イタリアを拠点とする世界最大級のデザイン賞の一つです。世界100カ国以上から数万件の応募があり、厳正な審査を経て受賞作品が選出されます。
WAFは、世界中の建築家やデベロッパー、建築メディアが集まる世界最大規模の建築コミュニティ・ライブ審査イベントです。世界中の建築家が競い合い、厳しい審査を通過した決勝進出プロジェクトは、現地での公開プレゼンテーションを経て受賞プロジェクトが決定します。KTXアーキラボは過去に13のプロジェクトがWAF決勝に進出しており、カテゴリー優勝の経験もあります。
空間設計はビジネスツール、KTXアーキラボの理念
KTXアーキラボ代表の松本哲哉氏は、「空間設計はビジネスツールである」という信念を持っています。空間自体が強力なインパクトを持ち、人の潜在意識に働きかける「鍵」となることで、クライアントのビジネスを成功に導く、それがKTXアーキラボの目指すところです。
まとめ
KITTE大阪「ブラー二ーアイリッシュ パブ&カフェ」は、A’デザインアワードでの受賞、そしてWAF決勝進出という快挙を通じて、そのデザイン性の高さを世界に認められました。KTXアーキラボの空間デザインに対する情熱と、デザイナーファリド・ジアニ氏の卓越した才能が融合した結果と言えるでしょう。 この成功は、大阪の街の活性化にも大きく貢献するでしょう。



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