- 永谷園「発酵あさげ」新発売:みそ汁の美味しさを追求した結果、たどり着いた「発酵」
2025年9月8日、株式会社永谷園より、ロングセラーブランド「あさげ」をベースに開発された新商品「発酵あさげ 10食入」が全国で発売されました。希望小売価格は税抜550円です。本商品は、消費者の「安心・信頼感」と「汁物としての美味しさ」というニーズに着目し、「ごはん(お米)をよりおいしく食べる相棒」として誕生しました。
発酵の力に着目した、コク深い味わいの「発酵あさげ」
永谷園は、消費者の即席みそ汁選びにおける重視点として、「安心・信頼感」と「汁物としての美味しさ(みそ・だしの味)」を特定しました。この調査結果を踏まえ、「ごはん(お米)をおいしく食べる相棒」として親しまれてきた「あさげ」の美味しさをさらに高めるべく、新商品「発酵あさげ」の開発に至りました。
本商品の最大の特徴は、発酵食材である味噌をふんだんに使用している点です。「生みそタイプみそ汁あさげ」と比較して、みそ使用量が1.48倍(みそ両仕込み製法)に増量されています。この独自の製法によって、コク深く、風味豊かな味わいが実現しました。
商品のこだわり:素材と製法への徹底的な配慮
「発酵あさげ」は、単なる「みそ汁」の枠を超えた、こだわりの詰まった商品です。その品質の特長は大きく3点に分けられます。
❶ コク深い味わい、そして塩分控えめ
「ウェットみそ/フリーズドライみそ」を併用した永谷園独自の「みそ両仕込み製法」により、みそ使用量を大幅に増やすことに成功しました。これにより、コク深い味わいと香りが楽しめます。しかし、塩分量は1杯あたり1.9gに抑えられています(「生みそタイプあさげ」は1杯あたり2.0g)。
❷ シンプルだからこそ際立つ美味しさ
素材の組み合わせはシンプルに。「生みそタイプあさげ」よりも肉厚な板麩を採用することで、麩にしみ込んだみそ汁の美味しさを存分に味わえます。また、わかめは使用していません。これは、みそ汁本来の、みそとだし本来の味をしっかりと味わっていただくためです。余計な風味を加えず、素材本来の美味しさを追求した結果です。
❸ 健康面にも配慮
「発酵あさげ」1杯には、たんぱく質3.6g(みそ・板麩由来)と、みそ蔵由来の乳酸菌10億個(ヨーグルト100g当りの乳酸菌と同等量)が含まれています。手軽に栄養を補給できる点も魅力の一つです。
開発背景:安心・信頼へのニーズの高まり
近年の経済情勢不安定化を受け、消費者は食の安全や信頼性を重視する傾向にあります。永谷園は、このニーズの高まりを捉え、「安心・信頼感のある」商品を提供することに注力しました。「発酵あさげ」は、長年の「あさげ」ブランドへの信頼をベースに、さらに高められた品質と、発酵食品としての健康的な側面を兼ね備えた商品です。
商品名とパッケージへの想いを込めた「発酵あさげ」
永谷園マーケティング本部 新海裕子氏によると、「発酵あさげ」という商品名には、日本の伝統発酵食品である味噌の魅力を最大限に引き出したいという想いが込められています。パッケージデザインは、「あさげ」の世界観を踏襲しつつ、発酵の力強さと上質感を表現しています。
まとめ
永谷園「発酵あさげ」は、長年愛されてきた「あさげ」ブランドの伝統を受け継ぎつつ、発酵の力を活かした、よりコク深く、そして健康にも配慮した商品です。みそ汁本来の美味しさを追求した結果として生まれた「発酵あさげ」は、日々の食卓に、安心と美味しさを提供します。 消費者のニーズを的確に捉え、長年の研究開発の成果を凝縮した、自信作と言えるでしょう。



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